2006年02月25日

凍りのくじら 辻村深月  5

ダ・ヴィンチ3月号のプラチナ本に紹介されていたので、早速読んでみました。

あらすじはダ・ヴィンチ掲載のあらすじをお借りすると・・・
藤子・F・不二雄に心酔する女子高生、芦沢理帆子は、藤子・F・不二雄がSFを”すこし・ふしぎ”と解釈したことに着想を得て、出会う人々の印象を”SF”にあてはめている。わかりあえない自分の母に対しては”少し・不幸”。元彼の若尾には”少し・腐敗”。そして、多くの人々に囲まれながら、孤独を感じる自分のことを”少し・不在”と考えている。
ある日、学校の先輩を名乗る、別所あきらに「写真のモデルになってほしい」と頼まれる。今まで出会ったことのない、不思議な彼の印象は”少し・フラット”。彼とであったことで物語はゆっくりと回り始める・・・。

久しぶりに一気に読みたくなる本に出会いました。
私事ながら、最近仕事が忙しく、電車は終電で、朝も早く・・・という生活の中でも電車の中で寝る間も惜しんで読みたくなり、昼休みも同様で・・・。割と分厚い本でしたが2日程度で読み終えました。
これはミステリーという分野に属するのでしょうか?従って、内容をここで深く記述するのは控えておきます。ポイントとして”ドラえもん”の道具がかなり印象的に使われています。

ただ、当ブログは自分の備忘録としての位置づけですので、何点か印象に残った言葉を羅列しておきますと
・「あまり人間の脈絡のなさを舐めないほうがいい」
・「カワイソメダル」
・「どこでもドア」「オールマイティパス」「テキオー灯」
この本を読んでいない人には何のことだかわからないと思いますが、ご勘弁を。
とにかく自分がどんなドラえもんの「道具」を持って、無自覚に使っているのか、考えてしまいます。
それと周りの人と自分を「少し・ナントカ」と表現してみたくなります。
自分の友達を「少し・不倫」
自分の兄弟を「少し・不満」
自分のワンちゃんを「少し・不憫」
自分の母親を「少し・不屈」

ただ、自分の「少し・ナントカ」はなかなか見つかりません。
自分を客観的に観れていないせいなのでしょうか。
でも自分の根本がこの本の登場人物の理帆子に近いものを感じるので「少し・不在」かも・・・

とにかく、普段本を読まない人に是非読んでもらいたい本です。
自分の周りの人にも勧めてみます。



凍りのくじら


d98222 at 13:01コメント(0)トラックバック(0)読書   この記事をクリップ!

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