2006年05月13日

団塊諸君 山もいいぞ 大野 剛義  4

最近、登山熱がどんどん高まっており、本屋に行っても自然とヤマケイ(山と渓谷社)の
本を眺めるようになっています。
そういった感じですので、なんとなくこの本にアンテナがひっかりました。
特にメジャーな本でもなさそうですし、「団塊諸君〜」となっていますので
ちょっと自分には関係ないかな・・・と思いながらも手にとってパラッとめくってみました。

内容(「BOOK」データベースより)
不良債権のなかで悪戦苦闘した元都市銀行専務。山と出合って、疲れはてた心と体がすっかり蘇った。69歳で憧れのヒマラヤへ登った、感動のノンフィクション。

内容としては「70歳でもやればできるもんだなぁ」といった
あまり深く感情移入するという感じでもなく
「一人の男が仕事でメタメタにされたが、その後山とであって再生していく」という姿を
遠くから眺めるといった感覚ですか。

なぜイマイチ感情移入できなかったかというと
筆者の書き方がなんだか「偉そう」「自慢っぽい」といった印象を受けるからでしょうか。
さくら銀行の専務までなった人ですから、仕方ないことかもしれませんが
自分の会社の上司の自慢話を聞く感覚に近いものがありました。

しかしそれでも評価★★★★なのは
今の私と同じ登山の素人からはじめて、着々と山のランクを上げていく様を
しかも最終的にはヒマラヤのゴーキョピークまで登ってしまう所に関心したからです。
箱根金時山、天城山と自分も登ったことがある身近な山の紹介や
今後登りたいと思っている富士山、八ヶ岳、木曽駒ケ岳、尾瀬等
素人目線からの山の険しさ、素晴らしさを語っているあたりが
非常に参考になり読んでいて楽しくなりました。

またヒマラヤに登る章は本当に感心しました。
70歳で5000m以上の高度順化は想像を絶するものだと思いますが
目標を持っている人間の強さを感じました。
私もいま30を超えて、年齢を理由に二の足を踏んでしまうことがあるのですが
自分が恥ずかしく思えてきます。
目標を掲げ、それに向かって日々生活することの素晴らしさを教えてくれる本です。
ちょうどこの本を読み終えた時に
TVの「世界ふしぎ発見」でヒマラヤを登っていました。
こっちは31歳(私と同い年!)のミステリーハンターの女性がヒマラヤのゴーキョピークではなく
カラパタール(もう少し厳しいコース)に登っていました。
公式HP
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery959_1.html
この本を読んだばかりだったので、すごい感情移入してしまいました。
しかも自分と同い年だし、
「やればまだまだ自分にもいろんなことができる」と励まされた気がします。

というわけで、この本は今の自分の目標にマッチしていたので
とても価値のある本でした。
なかなか周りの人にはわかってもらえないかもしれませんが
自分の登山部の連中には少し勧めてみようかと思います。



団塊諸君 山もいいぞ―夢と勇気とサムマネー


d98222 at 14:18コメント(0)トラックバック(0)読書   この記事をクリップ!

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