2006年06月18日
精霊流し さだまさし
以前、さだまさしさんの「解夏」を読んだことがあり、かなり感動した覚えがあります。
先に映画をみたのですが、映画では「まあこんなもんか」と
特筆することもなかったのですが本は素晴しかったです。
短編小説が何話かあるのですが、その全てが良かったです。
その中の1短編小説が「解夏」だったのですが
正味100ページしかないのですが、映画より抜群でした。
ただ映画で長崎の風景が頭にある状態で本を読んだことがよかったのかもしれませんが。
そういったなか、さだまさしさんのデビュー作である「精霊流し」は
是非読んでみようと思っていました。
内容(「BOOK」データベースより)
戦後の混乱期。長崎で生まれた雅彦は、三歳の時に両親からヴァイオリンを与えられ、将来を嘱望され幼くして上京する。成長する中で雅彦は、大切な家族、友人、仕事仲間たちとの幸福な出会いと凄絶な別れをくり返してきた。ささやかだけど美しい人生を懸命に生き抜いた、もう帰らない人々への思いを愛惜込めて綴る、涙溢れる自伝的長篇小説。
感想としては「美しい」です。
途中何度も泣けるシーンがあるのですが
その度にさださんの歌が頭をよぎります。
なぜか私の場合は「秋桜」だったのですが。。多分一番好きな歌なのでしょう。
読みながらずーっと気になっていたのは
この本の主人公はさだまさしさん本人なのかってこと。
それは上にも書きましたが、出版社のコメントに「涙溢れる自伝的長篇小説」とありますので
「ほぼ自伝」なのでしょう。
ただ読んでいて気になるのは、主人公本人の周りの人が多く亡くなりすぎること。
半世紀の自伝だから、かけがえのない人が亡くなることも多いとは思うのですが
それにしても多いです。
それゆえ読んでいる途中で自伝なのか否かが気になりました。
「ほぼ自伝」ということですから、
主人公の周りの人が亡くなるということが、さだまさしさん本人の周りに実際に起こったことなら
事実なのだからどうしようもないと思います。
逆にそこの部分がフィクションであるならば、死が多すぎると感じました。
ただ「精霊流し」ですから
人の生き死にが多く表現されるのもしかたないことかもしれませんが。
なおこの本の中で一番泣けたのは第五話の「精霊流し」です。
この部分では自伝要素が少なく
ふたつの死に対する精霊流しを描いています。
ひとつは偉大な父親の死をおくる精霊流し
もうひとつは生まれてこれなかった子供の死をおくる精霊流し
40ページ程度の内容なのですが、電車の中で読んでいて
涙があふれて困りました。
この辺がさだまさしさんの短編小説の素晴しいところなのでしょうか。
これが解夏につながっていくと感じました。
というわけで、上記40ページだけでも是非読んでもらいたいと思いました。
東京のごみごみした生活をしていると忘れてしまう大事な感情を思い出させてくれます。
非常に美しい話なので、心があらわれると思います。

精霊流し
先に映画をみたのですが、映画では「まあこんなもんか」と
特筆することもなかったのですが本は素晴しかったです。
短編小説が何話かあるのですが、その全てが良かったです。
その中の1短編小説が「解夏」だったのですが
正味100ページしかないのですが、映画より抜群でした。
ただ映画で長崎の風景が頭にある状態で本を読んだことがよかったのかもしれませんが。
そういったなか、さだまさしさんのデビュー作である「精霊流し」は
是非読んでみようと思っていました。
内容(「BOOK」データベースより)
戦後の混乱期。長崎で生まれた雅彦は、三歳の時に両親からヴァイオリンを与えられ、将来を嘱望され幼くして上京する。成長する中で雅彦は、大切な家族、友人、仕事仲間たちとの幸福な出会いと凄絶な別れをくり返してきた。ささやかだけど美しい人生を懸命に生き抜いた、もう帰らない人々への思いを愛惜込めて綴る、涙溢れる自伝的長篇小説。
感想としては「美しい」です。
途中何度も泣けるシーンがあるのですが
その度にさださんの歌が頭をよぎります。
なぜか私の場合は「秋桜」だったのですが。。多分一番好きな歌なのでしょう。
読みながらずーっと気になっていたのは
この本の主人公はさだまさしさん本人なのかってこと。
それは上にも書きましたが、出版社のコメントに「涙溢れる自伝的長篇小説」とありますので
「ほぼ自伝」なのでしょう。
ただ読んでいて気になるのは、主人公本人の周りの人が多く亡くなりすぎること。
半世紀の自伝だから、かけがえのない人が亡くなることも多いとは思うのですが
それにしても多いです。
それゆえ読んでいる途中で自伝なのか否かが気になりました。
「ほぼ自伝」ということですから、
主人公の周りの人が亡くなるということが、さだまさしさん本人の周りに実際に起こったことなら
事実なのだからどうしようもないと思います。
逆にそこの部分がフィクションであるならば、死が多すぎると感じました。
ただ「精霊流し」ですから
人の生き死にが多く表現されるのもしかたないことかもしれませんが。
なおこの本の中で一番泣けたのは第五話の「精霊流し」です。
この部分では自伝要素が少なく
ふたつの死に対する精霊流しを描いています。
ひとつは偉大な父親の死をおくる精霊流し
もうひとつは生まれてこれなかった子供の死をおくる精霊流し
40ページ程度の内容なのですが、電車の中で読んでいて
涙があふれて困りました。
この辺がさだまさしさんの短編小説の素晴しいところなのでしょうか。
これが解夏につながっていくと感じました。
というわけで、上記40ページだけでも是非読んでもらいたいと思いました。
東京のごみごみした生活をしていると忘れてしまう大事な感情を思い出させてくれます。
非常に美しい話なので、心があらわれると思います。
精霊流し
