2006年12月23日

しゃばけ 畠中恵 4

先日の城崎温泉への旅行でダン・ブラウンのデセプションポイントを往復で読もうとしてたのですが
前回書いたように往路の5hで読破してしまい、帰りに何を読もうか城崎温泉駅で迷っていました。
そこで目に留まったのが「しゃばけ」です。
ずいぶん前にブランチで筑摩書房の「哲っちゃんのブックナビ」でこの本が紹介されており
「機会があれば読んでみたい」と思っておりました。

内容(「BOOK」データベースより)
江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

はっきり言って、最初は読む気になりませんでした。
今年色んな本を読みましたが、こういったファンタジー系は敬遠してました。
表紙もなんだか・・・変なおばけと江戸時代の人間が・・・それもファンタジーな絵柄で・・・
とてもじゃないですが、普段なら絶対に手に取らない類です。
それを今回あえて読んだのは、哲っちゃんへの信頼?と

でも読みはじめると・・・一気にこの世界に引きずり込まれました。
なんというか、江戸時代の妖に囲まれた病弱な若旦那というファンタジーな設定を
すんなり受け入れてしまうのです。
普通であればこういった変な設定を受け入れるのには、時間がかかると思っていたのですが
いきなりそういった設定ありきで話が始まります。
ああ・・・これがファンタジーなんだなと、思いました。
ミステリー等であれば、リアリティを求めますから
初期設定の時代であったり、主人公の周りの環境を細かく描写されるのですが
ファンタジーにはリアリティは求められない(求めてはいけない)ので
最初からその世界にほおりこまれる感覚が、なんだか非常に新鮮でした。

内容は主人公の病弱な若旦那と
本当は超強い妖だけど、なぜか過保護な普段は人間の姿をしている2人の手代と
その他いろいろな妖がでてきます。
若旦那は病弱すぎるせいか、いやらしさというかギラギラしたところがなく
まだまだ世間知らずの子供ですが
その割りにはしっかりしていて、健気に頑張っていて好感をもてます。
最後の最後に自分ひとりで、持ち前の度胸と金にものをいわせて事件を解決するあたりが
爽快な後味を残します。

この本の続編がまだまだあるようです。
この病弱な若旦那が今後どんな事件を解決していくか楽しみです。



しゃばけ


d98222 at 14:55コメント(1)トラックバック(1)読書  この記事をクリップ!

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1. しゃばけ 畠中恵  [ 粋な提案 ]   2009年10月03日 17:49
大店の若だんな・一太郎は、めっぽう体が弱い。 なのに猟奇事件に巻き込まれ、仲間の妖怪と解決に乗り出すことに。 再読。可愛い鳴家、犬??..

コメント一覧

1. Posted by 藍色   2009年10月03日 17:52
こんにちは。
トラックバックさせていただきました。
表示されないようなので、URLを置かせていただきますね。
http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-1221.html
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

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